完全にフリーズしていた私






斗「ん?千尋ちゃん?」



聖「おお!また会ったな!」




斗「会ったなって、姫だから会うだろうが」




聖「それもそーだな!」





?「……………姫」





?「…………スピ-………グゥ……スピ」





あ、斗真さんと聖夜さん…………と




あとの二人は知らないな



1人寝てるけど。





零「紹介は早い方がいいだろ?」





斗「まぁ2人は違う高校だしね」





?「…………あぁ」






何やら私の知らないところで話は進んでいます




?「魁貴………起きろ」





?「んん………どした?」





?「姫が来た」




?「まじっ?!」




そう言ってガバッと起きた人




魁「俺は東条魁貴!よろしくな☆」




寝起きがよろしいのでしょう



爽やかに言う東条魁貴さん…………




東条…………とうじょうかいき?




あっ!





『東条魁貴さん!』





魁「へっ?あ、うん」




『結衣の彼氏さんですか?!』



魁「そーだけど、結衣のこと知ってるの?」




『はい!親友ですから♪』




すごーい!結衣!




紹介される前に会っちゃったよ!




魁「へぇ!結衣の親友が銀姫か!」




『銀…………姫?』




魁「え?知らないの?」








___________





あとから教えてもらった銀姫の由来




銀姫-ギンキ-



龍谷の寵姫

すっごく深い谷の底に

暗闇なのに輝いている花があるという



白くて儚い美しい花



それは谷の底にしか咲いておらず


暗闇の中の小さな光なのだそうだ



その花の名前が銀龍草



初代の総長の大切な人が好きだった花


それが銀龍草で銀姫はそこからきたらしい