ある朝。







「おい待て!」


必死に走る黒スーツの男。

「やぁだー!嫌な予感しかしない!」


そして追ってから逃げる私。




自己紹介遅れましたっ
私は藤堂千尋-トウドウチヒロ-
あ、でも訳あって¨表¨では槙野(マキノ)です♪

ん?今のこの状況??
見れば分かるじゃん鬼ごっこ!
ジャンケンして勝って逃げ「ヒロストップ!」



「何よバカ莉希斗!せっかく話してたのに泣」

「…誰と?ってヒロが逃げるからだろ?」

私をヒロと呼ぶコイツはアホ莉希斗-リキト-
一応私のお世話係?らしい。

「ったく、真尋さんが呼んでるぞ」

「げっ、お父さんが?行かな「いはダメ」…」

藤堂真尋-トウドウマヒロ-
学歴,容姿,どれをとってもパーフェクトだけど。
ただし、ちょっとお硬い( ´・・)
お母さんとは高校から付き合ってたらしい。
羨ましいよね、そんな恋を私は夢見てるのだ。

「で、さっさと行かないと「行くよ!」」



何か莉希斗は恋愛に興味なさそーで困るよね!
そーゆうヤツはお気楽でいいよね!

…という思いを込めてキッと一瞬睨み

そうして、ながーい廊下をトボトボ歩きだした。