「ざけんじゃねーよ!クズ!!!」

思い切り突き飛ばされた。

その勢いで倒れ、椅子や机にぶつかりながら床を転がっていく。

その様子を見て笑うクラスメイトに、視線を向けた。

「こっちみんじゃねーよゴミ!!!!!」

その中のリーダー格の男が、さらに僕を蹴り飛ばす。

クラスメイトの笑い声が頭の中で反響する。

僕が立ち上がろうとすると、僕に向かって何かが投げつけられた。

ドロドロに汚れた雑巾だった。

僕はそれを体から取り払うと、自分の席に向かった。

「…っ…あいつ、マジで殺してやろうか!!!!」