響のことが嫌いな訳じゃない。 と言うかむしろ… 家に帰るとすぐにベットに入る。 ベットの隅には蕾園で過ごした写真。 もちろん、響も一緒。 紺野響と私は、物心つく前に蕾園に入り、幼稚園までを共に過ごした仲だった。 当時から響は、明るくていつも笑顔でみんなの中心にいる存在。 そんな響のことが私は大好きだったんだ。