「その方がいいかもな。」 ケイジさんが タバコをふかす。 「七海は もしかしたら龍牙の顔を知れているかもしれない。 そうなると 弱点であるゆめちゃんを狙う… というわけか。」 敬太さんが 腕を組みながら言う。 「52点オンナ。 お前の部屋の鍵だ。」 芦川さんが 私に鍵を投げる。 「ありがとうございます。」 「フン。 龍牙のためだ。」 「見栄張っちゃって。」