「それと
そうだ。
七海のことだ。」









「七海?」







龍牙さんが
険しい顔をしてケイジさんを見る。









「七海さんっていう人は
私の大学の代理講師みたいなんですが…。
なんだか変な予感がしたので
ケイジさんに調べてもらっていたんです。」









「七海って男は
お前の大学リストしても代理講師に
そいつの名前はなかったぞ。」







ケイジさんは
タバコの火を付ける。








「で…。
特徴とかは?」








ライトさんは
私に尋ねる。









「はっきりと覚えてはいないのですが…。
指に龍のタトゥーがあった気がします。」









龍牙さんが
険しい顔をして下を向く。








「ゆめちゃん。
当分大学休める?」