夜。



ベットに潜ったまさるは、なんだか寝付けなくて、もそもそと起きあがりました。



カーテンを遠慮ぎみに開けると、三日月が黄色く光っていました。



「月は、どうしてカタチを変えるんだろう」



少し考えてから、まさるはとても晴れ晴れとした気持ちになりました。



「まずはそれくらい、説明できるようにならなくちゃね」



シャっと勢いよくカーテンを閉め、布団に潜りました。