そう、その通り。そして夢を思い出してカァーと体に熱さが伝わってくるのがわかる。
「ったくほんと先輩の事好きなんだから。まぁ葵なら彼女狙えるね♪」
「そっそんな///」
「だって葵モテモテぢゃんか。顔よし、性格よし、スタイルよし、おまけに頭もいい...でも、皆本当の葵知ったらどーなるんだろぉ?」
「お願い。それだけは誰にも言わないで」
私は成華の事をキッとにらんだ。
「ごめんってばぁーだからそんなに怒らないでよ」
そんな話をしながら私達は教室へ入っていった。
教室へ入れば皆私に挨拶をしてくる。
自分で言うのはなんだが私は自分の事を人よりカワイイと思うし、頭もいいと思う。
キーンコーンカーンコーン
「席につけー。今日は転校生を紹介するぞ。入ってこい」
皆がざわつき始める。