はぁ?







「何言ってんの?本気で好きにはなってないし。落とす方法を探してんのよ。」




何言ってんの。



妬みは醜いわよ。




アタイは好きになるんだったら、
もっといいの選んでるわ。




かっこよくて、面白い。運動神経抜群。
頭がよくて、アタイの事が大好きな人。






当たり前でしょ。


アタイは可愛いんだから。





「あっそ。言ってれば?まぁもうあいつから手を引くつもりだったし。あんな男に時間取られてる暇はないの。」




手のひらをヒラヒラさせて、バイバイっていってる。





よかったァー。


一度絡むとめんどいから、
ほどくのに時間かかるからな、こいつ。






自分から言ってくれてよかった。



手間がはぶけたわ。



「あ、でも、今日の夜9時くらいに
会う約束してんだよね。」




………は?







どういうこと。





だって学はなんも言ってなかったわよ。

清水奈々と2人で会うなんてーーー……








まさか




黙ってた?




わざと。