「私は…ごめん、好きじゃなかった。好きになれるかと思ったけど無理だったの。」




謝罪してとりあえずリョースケから離れようとした。けど、力が強くてびくともしない。



強引に引きずられながら、更にひと気のない場所へと連れてこられた私は強引にベンチに私は押し倒された。



「いたっ…」


「ヤらせてよ、最後に」


「は?」



リョースケは私のスカートの中に手を入れて、太ももをなぞりながら私の上に覆い被さってきた。




「してること、レイプと同じだよ」


「強気だな?つーか外でとか初めて」



……もう終わりだ。本当にあるんだね。こーいうことって。現実でもあるんだ。





「あぁっ…んっ」



指でいじられて思わずエッチな声がでてしまう自分にも悲しくなって、涙が出てくる。



初めてじゃないけど、やだよこんなの。



すごく痛いよ…




「なんだ、案外感じてんじゃん?」



そして生温かいものが首筋に触れ、首筋にチクッと痛みが走った。



「っ…」



リョースケと目が合って、だから私から顔を近づけて唇にキスをした。





「……え?」



驚いたリョースケの力が弱まったからその隙に私は腕をはらって駆け出した。




全力で走った。体育でも走らない私が死に物狂いで走った。



「はあっ…はぁっ…」



しばらく走ると人が見えたから、追いついて私は腕を掴んだ。