竹渕の机の方を見ると、何かブツブツ呟いている。

しかもなんだ、このなんとも言えないオーラは。一気に不幸になりそうだ。

「…で?加那葉は竹渕のこと、心配ってわけね。」

すると加那葉は驚くように目を見開き、動揺していた。顔も真っ赤になっていた。

「ちっ違うよっっ!!!それは…!その…っ!/////
幼馴染として心配なだけだから!!別に好きってわけじゃ…!!///」

何ともわかりやすい奴だ。

竹渕と加那葉は小学生の頃からの幼馴染。家も近くて、親同士も仲がいいらしい。

加那葉とは、高1で友達になった。だから、そこまで加那葉についてはあまり知らない。