「え!?」
今の神父さんの言葉を聞いただろうか。何と…入浴できるのだそうだ。
「ええ。長旅で疲れてらっしゃる事でしょう。あ、風呂はあちらです。」
ステンドグラスのいくつかが扉になっていた。私達は神父さんに言われた扉を開けた。
「やった~。」
そこには、見事な露天風呂が。
「あ、でも…。」
どうやって入ろう?さすがにお風呂も凰くんと一緒っていうのはアレだし…。五分くらいなら、手を繋いでなくてもいいよね…いや、五分でお風呂は無理だ。
「ねぇ…どうする?」
「う~ん…。」
凰くんはしばらく考えた後、驚愕の言葉を口にした。