「あの体育館が、トリストチーム専用の体育館だからな。」
「専用の体育館もあるの?優遇されてるんだね、トリストチームって。」
「何か他の部活に申し訳ねーよな。」
「でも、それだけ能力を持ってるって事でしょ?」
「ま、一応魔法学園の生徒だからな。」
私達は体育館の中に入った。
「宇佐木、こっち来い。あと、竜崎先輩も。」
翔が、体育館内にいた二人の男子を呼んだ。
「この人達は…?」
呼んだ方の片方は、背が私より少し大きいくらいで、もう片方は翔よりも背が高かった。
「他のトリストメンバー。紹介するぜ。こっちが、俺達の先輩の竜崎爽汰(リュウザキ・ソウタ)先輩。俺達のチームのキャプテンだから、しっかり挨拶しろよ。」