ピピピピ…ッ


『…ん』

ピピピピ…ッ

目を覚ませばミクの姿はなく…

部屋に目覚まし時計の音が
鳴り響いているだけだった

『…夢…か』

俺はゆっくり起き上がるとそう呟いた

当たり前か…

ミクはもう俺の隣にはいない

ミクは先月、










事故で亡くなったのだから…




夢だけど久しぶりにミクの姿を見ることができた…

『…』


いつも台所に立っていたミク…
まるでミクがそこにいるかのような感じがした

『ずっと…愛してるからな…』



俺の頬に
ひとしずくの涙が伝った…