瑠璃side

夜の海で私と琥珀が空を見てると後ろから寝息が聞こえてきた。

瑠璃「…琥珀?」

琥珀から返事はなかった。

試合で疲れたもんね…!

私はさっき運転手さんからもらった名刺を出して電話をかけた。

するとすぐに来てくれ琥珀を担いで車に連れて行ってくれた。

運転手さんの名前は、確か誠さん。

誠「瑠璃さんもどうぞ」

瑠璃「私は電車で帰りますので、ありがとうございます」

誠「本家に戻る時に前を通るので遠慮しないでください」

…本当にいいのかな?

私は迷いながらも乗った。

誠「最近の琥珀様はとても楽しそうです。瑠璃さんのお話もよく聞かせていただいております」

瑠璃「私の話…?」

誠「よく自分で我慢して溜め込むとおしゃっておりました。私でよければいつでも相談乗りますので」

瑠璃「ありがとうございます!」