1週間が経ち、秋の大会が始まった。

私達は、更衣室でミーティングをしていた。

琥珀「準決勝だ。今までの分全部出し切ろう」

みんな「おぅ!」

瑠璃「オフェンスは強いけどディフェンスが苦手みたいだから点どんどん取って行ってね!」

みんな「おぅ!」

琥珀「よっしゃぁー!行くぞ‼︎」

そして、みんなぞろぞろと更衣室を出た。

琥珀「瑠璃、あと5分したら櫂人を起こしてくれ。俺達はアップしてるから」

瑠璃「はーい」

そして、琥珀が更衣室を出て行った。

櫂人「瑠璃」

瑠璃「んー?って起きてたんだ!」

櫂人「この試合勝ったら、ご褒美くれますか?」

ご褒美…?

あっ!ご飯奢るとか?

瑠璃「うん!だから頑張ってね!」

櫂人「はい、頑張りますね」

櫂人は私の頭を撫でてから更衣室を出て行った。

瑠璃「あっ!待ってよ!」

私達は、バタバタしながらも試合は始まった。