風呂から上がり、ちょっとホテルを散策してみた。
中庭には竹が植えられ、ライトアップされていた。
ロビーの外には芝生が植えられ、ベンチが置かれている。
そこに座ってしばらく海を見ていた。
と、いっても陽が暮れているから、どっちかといえば海の音を聞いていたって感じかな。
引いては寄せる波の音を聞いていると気分が落ち着く。
「ねえ、隣に座っていい?」
振り向くと、あのテニスの男が立っていた。
なんだ、ナンパか?
「いいけど」
「どうも」
無言。
「君どこから来たの?」
「横浜」
「へえ、俺は八王子だ」
私はこう見えてシャイだ。初対面の人とはうまく話せない。
「君名前は?」
「南雲映美」
「俺は中谷雪見(ナカタニ ユキミ)だ」
「女の子みたいな名前だね」
「俺が産まれた時、どうしても女の子が欲しかった親父が男の名前が思いつかなくてそのまま雪見って名前にしたんだって」
「ふうん。私もう行くね」
「行くのか、そっか」
私は部屋に戻った。
中庭には竹が植えられ、ライトアップされていた。
ロビーの外には芝生が植えられ、ベンチが置かれている。
そこに座ってしばらく海を見ていた。
と、いっても陽が暮れているから、どっちかといえば海の音を聞いていたって感じかな。
引いては寄せる波の音を聞いていると気分が落ち着く。
「ねえ、隣に座っていい?」
振り向くと、あのテニスの男が立っていた。
なんだ、ナンパか?
「いいけど」
「どうも」
無言。
「君どこから来たの?」
「横浜」
「へえ、俺は八王子だ」
私はこう見えてシャイだ。初対面の人とはうまく話せない。
「君名前は?」
「南雲映美」
「俺は中谷雪見(ナカタニ ユキミ)だ」
「女の子みたいな名前だね」
「俺が産まれた時、どうしても女の子が欲しかった親父が男の名前が思いつかなくてそのまま雪見って名前にしたんだって」
「ふうん。私もう行くね」
「行くのか、そっか」
私は部屋に戻った。