食堂には豪勢な料理が所狭しと並んでいた。
刺身に、鍋、カニのみそ汁、エビグラタン、クリームコロッケ、鯛のカルパッチョ、金目鯛の煮付け。
それと優介と牧野が釣ってきたアジの刺身。


やべーなこれ!
最高じゃんか!


私はハシをつかむと料理と取っ組み合いを始めた。
のぞみと私は料理を食べ尽くした。


やってやったぜ。
しあわせー!


ふと他のテーブルに目をやると、テニスコートで私に笑ってみせた男が、またこっちを見ていた。

それから、隣の男とつつきあった。

なんだあいつ。