飛び起きた時、これが現実なのか分からなかった。 「大丈夫か?」 のぞみが私の顔を覗き込んだ。 なんて酷い夢を見たんだ。 まだ鼓動が波を打っている。 外を見るとまだ明るかった。 「少し風にあたってきます」