昼休みには久しぶりの『マスダンス』を披露した。

たちまちクラスは宴会のようなにぎやかさだ。床が畳なら完璧だった。


笑うということは、何よりも効く薬だと何かの本で読んだことがある。

まったくそのとおりだと思う。

ダンスを私は手を叩いて見た。
茜はマンガみたいに目の中にお星様でも入っているような潤んだ目で増田を見つめていた。

あんのじょう、放課後。

私が部室にいると、茜からメールが来た。


今一人?



一人だよ。



どこにいる?



部室。


茜が部室に入ってきた。