私がうきうきしているのもつかの間、またしても事件は起きた。
私はちょうど部室から出てきて、渡り廊下を渡っている時にそれにはち合わせた。
***
敬と潤は放課後の見回りで渡り廊下を渡ってきた。
二人は下っ端だが、だんだんと威張りだしていた。
二人がねり歩いていると、向かいから賢と真佐人が歩いてきた。
敬は、
「待て」
と二人を呼び止めた。
「なんか用か?」
賢がいった。
「持ち物を出せ。うっすらタバコのにおいがするぜ」
と潤。
「お前らに指図される覚えはねえよ。なあ?真佐人?」
「ああ、お前らバックヤードユニオンの雑魚だろ。俺たちが誰だか知ってるのか?」
「知らねえよ先輩。いいから荷物を見せてくれ」
潤はいらいらしながらいった。
私はちょうど部室から出てきて、渡り廊下を渡っている時にそれにはち合わせた。
***
敬と潤は放課後の見回りで渡り廊下を渡ってきた。
二人は下っ端だが、だんだんと威張りだしていた。
二人がねり歩いていると、向かいから賢と真佐人が歩いてきた。
敬は、
「待て」
と二人を呼び止めた。
「なんか用か?」
賢がいった。
「持ち物を出せ。うっすらタバコのにおいがするぜ」
と潤。
「お前らに指図される覚えはねえよ。なあ?真佐人?」
「ああ、お前らバックヤードユニオンの雑魚だろ。俺たちが誰だか知ってるのか?」
「知らねえよ先輩。いいから荷物を見せてくれ」
潤はいらいらしながらいった。