そんな時
先生は
扉の前で紙コップを持ち
二人の話を聞いていた


高見
「今まで勉強なんか
したくもねぇって思ったのにさ」



優子
「そうだよね
いつも授業中ふざけてたもんね」



高見
「でも…池田が勉強を
教えてくれてちょっと勉強が楽しくなってきた気がするんだ
お前のおかげかもな…」



優子
「えっ…?」




優子の胸はトクンと鳴る