颯天「聖羽、聖藍!」

入学式が終わった二人に弁当を渡しにきた俺。

聖藍「おね、お兄ちゃん!!どうしたの??」

聖藍のやつ、絶対今お姉ちゃんって言おうとしたな。

颯天「弁当、忘れてる。」
聖羽「あ!!忘れてた…アザっす!」

と、そこに

?「颯天さんじゃないっすか!お久しぶりです!」

聖羽の友達、神木 悠矢[カミキ ユウヤ]だ。

颯天「おーー、悠矢、久しぶりだな。元気、じゃないわけないか。」
悠矢「ちょ、なんすかそれ!俺だって元気じゃないこと「あるのか??」………ないです。」
聖羽「だったら問題ないだろ(笑)てか、兄ちゃん悠矢いじるの好きだね~」
颯天「面白いしな。」

コイツはスポーツバカでほとんど病気しない。
それに、超がつくほどポジティブだからめったに落ち込まない。

颯天「聖藍?どうした??」

さっきから聖藍の顔が赤い。

聖藍「え!?あ、ううん!なんでもない!」
颯天「………そ。なるほどね。そういえば悠矢。」
悠矢「なんすか??」
颯天「お前彼女とかできたか?」
悠矢「いやー、それが全然!好きな人はいるんですけど、俺全然振り向いてもらえなくて(笑)」

そういって、聖藍のほうを見る悠矢。

フッ、なるほどねー。
面白そうだから、協力するか(笑)

颯天「ふーん。ま、頑張れよ。」
悠矢「はい!」

あ、聖藍分かりやすく落ち込んでる。
自分の事なのにね~(笑)

それから、俺らは教室に戻った。