颯天「さてと、俺も着替えよ…」

さっきも言ったとおり、今日から学校が始まる。
って言っても、俺はもう2年で入学するのは聖羽と聖藍だけど…

聖羽「姉ちゃん、まだその格好すんの?」

準備が終わり、リビングに出てきた俺に聖羽が言った。
あ、言うの忘れてたけど俺は女だ。
色々と事情があって今はこんな格好してるけどな。

颯天「あーー、うん。これの方がらくだし…」
聖藍「お姉ちゃんもったいないよ!せっかく綺麗な顔してるのに!!まぁ、これはこれでカッコいいからいいけどさ!!」

聖藍が急に怒りだした。
てか、いいならこれでよくね?

颯天「それより二人とも、早く行かねぇと遅刻するぞ?」
聖藍「あ!!ホントだヤバいじゃん!聖羽、行こ!!」
聖羽「おぉ!!じゃあ姉ちゃん、先行くな!!」

バタバタと慌てる二人。

聖羽・聖藍「「いってきます!!」」
颯天「おーー。って、あ!お前らべんと…はぁ。もういねぇし。」

二人とも足が速いからもうすでにいなかった。

「仕方ねぇな、持ってってやるか…」

俺もほどなくして学校に向かった。