颯天「おはよ母さん、父さん。今日から学校だよ。俺、頑張るから。二人の分まで…だから見守ってて…」

朝起きて仏壇に手を合わせる。これが俺の日課だ。
それから、朝飯、弁当を作り、双子の弟聖羽[セイワ]と妹聖藍[セイラ]を起こしにいく。

颯天「おい、聖羽、聖藍。早く起きろ。」
聖羽・聖藍「「ん~~。あと5分だけ…」」

さすが双子とでも言おうか。完璧にそろっている。
てか、寝かすわけないし。

颯天「起きねぇならアイスは無しだな…ボソッ」
ガバッ
聖羽・聖藍「「起きました!!!」」

起きていても聞こえるか聞こえないぐらいで言ったのに、コイツらは………
まぁ、起きたからいいや。

颯天「早く学校の準備しろよ~。遅れるぞ。」
聖羽・聖藍「「はぁい!」」

ったく、毎朝毎朝…起こす人の身にもなれっての!