「よかったぁ。一緒のクラスになれて!!」
「だねっ!!」

こんな話をしていると、「ねーねーっ」

男の子に声をかけられた。

驚いて声のした方向を見ると、いかにもチャラそうな男の子が2人たっていた。

「オレ、西中の池山タカシ!!んでこいつが山内カズマ!!よろしくっ!!」

はぁと頷く広ちゃん。

「私は川田広。こっちは桜木捺芽」

適当に挨拶をした。

「どこ中なの?」
「岸山だけど…」

そう言うとチャラ男くんたちはパァっとなった。

「マジで!?岸山って可愛い子いっぱいいるって聞いてたんだけど、本当だったな!!」


うわ…カルい……。

広ちゃんの顔も「何だこいつら」という顔になっていた。


「あっ。そういえばさぁ…」

また話かけてきた。


…今度は何の話?
そう思ってた。