みんな受験の事で忙しくなってきたこの頃。
‥そういえば……。
「ねぇ。広ちゃん」
「んっ?何!?」
ふときになった事。
そう言えば聞いた事なかった。
「広ちゃん高校どこ行くの?」
自分の事でいっぱいで聞いてなかった。
広ちゃんは頭が良い方…ってか良い。
テストではいつも15番までには入ってるし。
きっと高校は偉い所受けるんだろうな…。
離れるのは寂しいげど仕方がない……。
「青葉だよ?」
「…えぇっ!?」
驚いた。
だって青葉だよ!?あたしだっていける青葉だよ!?
もしかして広ちゃん…、あたしに気をつかって…?
広ちゃんなら有り得る。ずっと一緒にいてくれた広ちゃんなら…。守ってくれた広ちゃんなら…。
「ねぇ…。それって…」
「違うよ!?」
まるであたしの考えていた事を聞いていたかのようにすぐに答えた。