「真緒っ!!ちがう!!捺芽は」
「広は黙っててっ!!」
あたしを助けようとした広ちゃんの声を真緒ちゃんは遮った。
あまりに大きな声だったので広ちゃんがビクッとなったのが見えた。
そしてゆっくりあたしをみる。
「あんたがいなきゃ…空青は死ななかった…」
顔を真っ赤にして涙がボロボロこぼれ落ちるのを見ていた。
「あんたが…あんたが死ねばよかったのよ。空青の替わりに…」
「池島!!」
1人の声で真緒ちゃんははっと我にかえった。
ドアの側にはたくやくんが立っていた。
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