…ーーガララッッ
バンッッ!!!


当然勢いよくドアが開いた。

休み時間のことだった。

みんな一斉にドアを見た。


「…真緒ちゃん」


入ってきたのは真緒ちゃんだった。


ゆっくりあたしの方に近づいたかと思うと急に胸ぐらを掴んであたしを壁に押さえつけた。


「ひとの彼氏死なせといてよくヘラヘラ笑っていれるわね!!」


みんな動かなかった。
いや動けなかった。

ただひたすらに真緒ちゃんとあたしを見ていた。