「…そうだよなぁ。もう冬だもんな」

たくやくんの言いたい事は分かっていた。

「……もうあれから1年もたつんだね」


明日は空青くんの命日。あれから1年もたつんだ。
月日がたつのは残酷なほど早くて…。

あれから1年……。








「おれさ……」

たくやくんが口を開いた。

「ん?」

「俺…ずっと黙ってた事があったんだ」

「えっ?」

「俺さ…」


たくやくんの言葉を聞いたとき、驚きで何も考えられなかった。










「俺、お前が好きだったんだ」