「広ちゃん、まだかなぁ……。早くーーっ!!寒いよーっ!!」


放課後。
専門部に行ってしまった広ちゃんを教室で1人で待っていた。


「先に帰ってていいからねっ!!?」

広ちゃんにはそう言われたけど、やっぱり待ってたほうが良いよね?

そう思って教室に居たんだけど全然帰ってこない。


ーーガララッ…

突然ドアが開いた。

「あれ?まだいたんだ」
「たくやくん!」

たくやくんも専門部に入っている。

「もう終わったの?」

「うん。いちようね。川田待ってんの?」

「うん!もうすぐ終わるかな?みんな終わってきてるよね」

「うーん。そうだな。もうすぐだろ。…てかここ寒くねぇの?」

たくやくんはブルッと震えて言った。

「めーちゃくちゃ寒いよ!だって冬だもんっ!!しかたないよ」

そうゆうとたくやくんは少し寂しい顔をした。