「 夢っ…ゆめぇ…。」

夢の名前を叫びながら坂を登る。

毎日、夢と一緒に坂を下ってきた。

俺が
苦しい時も、悲しい時も、嬉しい時も。

夢はいつも励ましてくれた。


だから…今度は…

俺が支えるんだ。

夢を。




俺は夢の自宅につく。



相変わらず、でけぇ家のチャイムを押す



ピーんポーン


「 はーい。 」

がチャ───扉が開く。


出てきたのは夢のお母さん。




「 仁くん…よね?」


「 お久しぶりです。 」



夢のお母さんは俺をみると泣き出した




「 どうしました?」



俺は、夢のお母さんに寄り添う。




「 あの子…はっ…けつ…びょ…う
病気なの…。」

知ってる。

知らなきゃ、、
こんなに苦しんだりしない。