そして、私は…。



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時計は3時半を示す。



鶴は380羽になっていた。


私も一緒に折っていたから。



”いちかともう一度遊べますように”


そんな願いを込めて。




「…っ。 夢、悪い。
俺、もう手が動かねぇ。」



仁の手は絆創膏が何箇所も付けられていて、赤くなっている。


きっと、紙で手を切ったんだと思う。



「仁…。 」



私は仁の手を自分の両手で包み込む。



「もう、休んでていいよ?
私、頑張るから!!」



「 無理だろ!
夢も顔真っ青だぞ!
もう、無理だろ…? 」



ついに仁は弱音を吐いた。



でも、私は困らない。

それは、みんなを呼んでいるから。



「 その言葉、待ってました!!
みんな、入っていいよ。 」


「え? どういうことだ、夢。 」



私はみんなを招き入れる。