「 おう。赤坂は俺と友達になってくれるのか? 」
か細い声は風に消されそうだった
「 まぁな。つーかさ、俺らもう友達だろ? 」
仁くん…最高。
優しいなぁ…
人のことも気遣えて、最高な人。
今まで私の隣にいたのが嘘みたいだよ。
「 ありがと…
でもな、夢は俺の彼女だからな。
手ぇだすなよ?」
「 あー…それは別問題だな。
俺と夢は確かに元カレと元カノの関係だけど仲良いからさ。な?」
仁くんが私の肩に手を回す
ドキドキが…
あーやばい。
心臓が高鳴っている
「負けねーから。 」
じゅんは歩きながらトイレに消えた