ガラララララ… あ、この音は…カーテンの開く音。 仁くんは私の胸の中に顔を埋めたままだから、その音に気づかない だれ…? 金髪、紺の瞳、高い背。 あぁ、久しぶりだね。 少し、背が伸びた? また、スーパー袋をたくさん持ってるね 何が入ってるのかなぁ… 私は少し怖くなった。 何て言われるのかな。 仁くんの背中に回す手を少しだけ強く握った。 離したくない。 ごめんね、 …じゅん。