夢と、少し話したんだけど、
ありきたりなことしか言えなかった。


でも、夢が笑顔なら
俺はそれでいい。




「 仁くんっ!」


高い夢の声に振り向く


「 なんだ?」


「 みてこれ!ヒマワリ」



黄色い鮮やかなヒマワリ


俺はそんな花よりも、夢の笑顔に目がいったぞ。


笑ってた。



ヒマワリのように…。



「 夢、ヒマワリみたいだな。
笑顔、可愛すぎ… 」



そう言うと、照れてる…



顔、真っ赤だぞ…


女子って、照れるツボがよく分からん。




「夢、これ見ないか? 」




アルバムを見せると、夢は自分で車椅子を俺に近づけた。






「 見るっ!」





このまま、ずっと笑っていてくれ