しばらく寝ていると、じゅんが来たんだ。


「 あ、じゅん! 」


急いで身体を起こす。



「 よぉ。」



汗だらけの彼の手にはスーパー袋が、3つあった。




「 それ、どうしたの?」



私が手で、スーパー袋を指すと




彼は照れくさそうに笑った。



「 さしいれ。」



中にはプリン、ジュース、おにぎり、ケーキ、アイス、ポテチ…



私の好きそうなものがたくさんあった。



「 ありがとう、じゅん。 」



「 おぅ。俺、帰るな。」





え……。



もう、帰っちゃうの?




来て、3分も経ってないのに…。



「待って! 」





迷惑かもしれないけど、私はじゅんを引き止めていた。





「もう、行っちゃうの? 」




「 うん。忙しくてさ。 」



私の顔も見ずに去って行くじゅん。




寂しい…。






寂しくてたまらないよぉ…。





そんな心だけが残った。