「 ごめんね、久しぶりに家訪ねちゃって、話したいことがあって。 」
夢はゆっくりビーチサンダルを脱ぐ。
あたしは自分の部屋に通した。
家には、陸兄やら鳴兄がいたから。
怪しまれるといやだし……。
あたしの部屋は片付いている。
学校にいかず、毎日部屋を片付けていたから。
部屋には、夢からもらったタオルや、夢とお揃いのキーホルダーや帽子…
夢との思い出がたくさんある。
「 懐かしいね。この時はまだ私たちは子供だったんだよ。今もまだ、子供かもしれないけどね 」
あたしは夢との思い出の品を見ながら話した。
「 じゃあ、話そっか」
夢はいつもあたしの部屋に来た時にすわるクッションに座った。
あたしはベットに座った。