「 もお…仁。
私は仁だけだよ?
私をこんなにドキドキさせるのは、
仁しかいないんだ。仁大好きだよ!」
仁の顔は真っ赤で、モゾモゾと
「俺も夢が好き 」
って言ってくれたのが聞こえた。
「と、いうわけで、鮎川くんとは何もありませーん。 」
仁は私の顔を見て笑った。
気づくと本部。
本部には先生たちがたくさんいて、
怪我の処置を行ってくれる。
だからもう大丈夫。
仁は私の唇にキスした。
温かい唇。
優しい、キス。
私は仁のキスが大好きなんだ。
仁からのキスを私は、ずっと、ずっと、待ってるの。
「 これでチャラな! 」
仁が足早に去って行く。
何度見てもドキドキする。