「明日から、夏休みだ…。
ちゃんと気持ちの整理しなきゃ。 」
そういって私が眺めるコルクボード。
私の誕生日に、なるがくれたモノ。
輝くなるの笑顔と私の笑顔
たくさんのプリクラ。
楽しかったあの頃に戻りたい。
今のままじゃあ、それは無理かもしれない。
だから、ちゃんとなるに言わなきゃ。
なるに学校に来て欲しいということ。
なるが大好きだということ。
まだまだいっぱい伝えたいことがある。
私は覚悟を決めた。
自分の部屋にある窓ガラスから太陽を眺めた。
今しか、時間がない。
家の鍵もしめず、
私は、家を飛び出した。