私が開いたのは仁からの手紙。

見るのには勇気がいる。


だけど、不安なんかに負けない。

私は封筒をやぶり、中の紙を見る。


紙は3枚。

一枚目をゆっくり開く。



そして、口に出す。



「 夢へ。HappyBirthday.
16歳のお誕生日おめでとう‼︎

手紙なんかあんま書いたことないけど、夢の為に人肌脱ぐな!

なんか、照れるな。」



ここまで読むだけで私の目は涙でいっぱいになった。



仁の綺麗な字…。




学校休んでたから久しぶりに見たよ。





もう少し読んでみよう。