「デートなんて大げさですよっ!そんなことあるわけないじゃないですかっ!」






「またまたぁ!とりあえず星空は涼助と見なさいっ♪」






「はーい!」






あたしはいつもより早めに上がった。




涼助先輩と早く会いたかったから。



昨日と同じく浴衣ってわけにはいかないから、あたしはジャージに着替えようとした。




「ちょっと真夏ちゃん!普通浴衣でしょ!?」





「だって寒いじゃないですか!」




「いいから!」




あたしは中に色々着込んで、浴衣姿に部屋から浴衣用の上着を羽織った。