向こうで瞬一先輩と涼助先輩が話してるのが見える。 瞬一先輩が練習に戻ると同時に、涼助先輩があたしの方に歩いてきた。 「真夏ちゃん、足大丈夫?瞬一はテキトーに手当しておいたって言ってたけど…俺直そうか?大丈夫?」 テキトーに… 涼助先輩、そんなの嘘です。 瞬一先輩は…ちゃんと手当てしてくれましたよ? 「大丈夫です!あたし練習に戻ります!」 あたしはみんながいる方へ戻った。 そしてあたしの練習が再開された。