「それは大丈夫!鈴香、背泳ぎ専門だから」 なるほど! そっか! 背泳ぎは飛び込みじゃなくて、水中からのスタートだもんね。 なんで今まで気付かなかったんだろ… 「次!真夏!」 順番だ! 「はい!」 あたしはスタート台へ登った。 見た目はなんともない高さ。 いざ登ると、毎回足がガクガクする。 まだこの高さ慣れないよ… 「がんばれ真夏ちゃん!」 涼助先輩の声が聞こえる! 「あたしも失敗してるから大丈夫だよー!」