うっそぉ!?



「そーゆーことだったんですか…わざわざありがとうございます!」




「気にしないで。じゃぁまたね」






「はい!」






涼助先輩ホントかっこいい!
もうやばいって!




教室に入ると、ゆりがニコニコしながら待っていた。





「で?王子様からなにもらったの?」




「だから王子様じゃないってば!…合宿の内容書いたプリント…」




「ふーん…どれどれ…」





あたしから勝手に紙を奪って読み始めるゆり。

ゆりはさっきのあたしみたいに、なんで翔がいるのか気にするだろうな…





「…ちょっと、なんでアイツがいるのよ!」