「真夏ちゃ〜ん!瞬一!」 涼助が旅館から出てきた。 「チェックインしたよ!これ鍵ね。オートロックじゃないから注意してくださいって言ってた。真夏ちゃんは先に部屋行ってて?」 「あっ…はい…」 あたしは旅館に向かって歩き出す。 3階だての旅館は見た目もキレイだけど、旅館の中もキレイ。 よしっ! 瞬一先輩と涼助先輩のために、飲み物の用意とかがんばろっと!