「ありがとう真夏ちゃん…真夏ちゃんも自分の心に正直にね」





「はいっ!」





涼助先輩はあたしの涙を手で拭ってくれた。





「真夏ちゃんは元気いいのが1番だよ」





そっか…






「じゃぁこれからも元気な真夏でいますね!」






「ははっ!そうだね。真夏ちゃんは真夏ちゃんらしく…ね?」






真夏ちゃんは真夏ちゃんらしく…



あたしはあたしらしく…




「はいっ!」





「じゃぁそろそろ戻ろっか。バスも来ちゃうから」






あたしは涼助先輩の後ろをついて歩いて行った。