「涼助先輩!」



「ラムネ美味しい?」



あたしのラムネを指差しながら、ニコッとする涼助先輩。




「はいっ!美味しいですよっ!」


そういえば瞬一先輩、さっき何か言いかけたよね?



あたしは瞬一先輩に話しかけようとした。

その時。




「はっ…はっ…涼助…先輩…たっ…大変ですっ!」





ゆりが急いで走って来た。

なに…?




「瑠衣さんがっ!…男に絡まれてっ…!あっちの海岸にっ!」




林さんが…?

絡まれてるっ!?



「瑠衣がっ!?瞬一、来て!一緒に来てくれ!」