どさくさに紛れてっていうのもどうかと思うけど…



だいたいはわかった。



「なるほど…」



なんとなく安心した。



じゃぁ誰の彼女とかいうわけじゃないんだ…



良かった。





「瞬一先輩ー!真夏ー!かき氷食べに行こーっ!」




ゆりが遠くで叫んでいる 。



翔といると、ゆりもやっぱり嬉しいんだね。




「いまっ…うわぁ!」




瞬一先輩に腕を引っ張られてバランスを崩す。




「…こい」




えっ!?




瞬一先輩に腕を引っ張られながら歩いていく。





ゆりたちの方を見ると、ゆりたちはかき氷屋さんに向かって歩き出していた。