そして夜。



ブーッ…ブーッ…



ん?電話?




画面を見ると



『ゆり』




ゆり?
珍しい…





「もしもーし!」




『もしもし真夏!あっあのさっ!明日何着ればいいかなっ!』




「ゆり落ち着いてよっ!緊張してるの?」




声だけ聞いても緊張しているのがわかる。



『だっだって!?翔と海なんてっ!最初はそりゃ…大丈夫だって思ってたけど、いざとなったら…ああ!どうしよっ!』




ゆりが落ち着いていないなんて珍しい…




「もー!大丈夫だって!いつも通りのゆりが1番!着たいと思う服を着てくれば大丈夫!」




ゆりが緊張するのはわかる気がする。




『じゃぁ真夏どーするの?何着ていく?瞬一先輩いるんだよ?』




そういえば何も決めてない…



どっ…


どうしよっ!